アコギのある風景

押尾コータロー好きなおじさんのギター日記

7フレットのハーモニクス

maaneeさんの約束に触発されて(触発されてばっかり・・・)僕も「約束」を弾きたくなって仕方がなくなりました。

「約束」は1年半程前に少し着手して3割ほどで挫折済み。今回は2度目のチャレンジなのでなんとか最後までがんばろうという意気込み。そういえばJOEさんも初期の頃の動画で演奏していましたね。「約束」弾けるなんて羨ましいなぁ、と指をくわえて鑑賞していた記憶が蘇ります。

ということですっかり忘れてしまったイントロから気持ち新たに取り組むことに。一週間ほど地道にやってみると、自分の実力が上がったのか、はたまた気持ちのノリが大きかったのか、意外と前回の苦戦もなんのそのという感じで8割ほど暗譜できました。後半の似たようなフレーズがまだまだ怪しいですがなんとか弾ききるところまで。

良いですね、この曲。サビに近づくにつれこの感極まる感覚は一体なんでしょう。そしてサビの折り返しの盛り上がりようといったらもう。やっぱり弾いてよかった。押尾さんの曲は最高だ。バラードなのでじっくりゆっくり味わいなが弾けるのも良いですね。愛機の HD-28V で弾くとほんとクラクラ来てしまいます。もっと早く弾いとけばよかった。

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とは言ってもまだまだ僕にとって技術的に困難なところが数箇所。まず 7フレハーモニクスはどう弾きましょう。次の3パターンが有り得るのかな。

最初楽譜を見たまま素直に1で弾いていましたが、なかなか右手の移動距離が大きくてその後の低音弦のピッキングが乱れやすい。他のみんなはどう弾いているかなと JOE さん演奏を見ると2のスタイル。右手の移動はほぼ無いのでとても弾きやすいけれど、できれば左手の押弦を離さず5弦4フレットのベース音は響かせておきたい・・・。
そして本家押尾さんのDVDを見ると3のスタイル。マグネチックピックアップの上辺りを右手でピッキングしていて、最初は「なぜここ?」と思ったけれど、7フレットのハーモニクスは19フレットのハーモニクスと同じ音という法則に従うと5カポの7フレットハーモニクスは 19 + 5 の 24フレットのハーモニクスで同じ音なんだということに気がつき「なるほどな」と。
確かにこの付近を弾くと同じハーモニクスが鳴り右手の移動距離も短いわけだからとても合理的な弾き方のようだ。だけれども、既に最終フレットを過ぎたサウンドホール上でのピッキングなのでイマイチ狙いが定まりにくい・・・。バラードのハーモニクスというシーンでフレットの無いところを目測で弾くにはあまりにもリスキーな感じがする。それとももしかすると、押尾さんはマグネチックピックアップを基準に狙いを定めることによってリスクを軽減して弾いているのかもしれないな。
まぁ、それぞれメリットデメリットはあるけれど、僕はひとます押尾奏法で行くことにしよう。

あと難しいのが親指で弾くベースライン。隣り合う低音弦を親指で連続弾きすると(5弦⇒4弦のように)、つい弾いたばかりの弦に触れてしまい残念な感じの音になってしまう。バラードでのこういうミスはとても目立ってしまう。メロディーだけではなく親指への集中力もバラードではとても重要なポイントですね。
今回のようにあえて隣の弦に触れてミュートすることもあれば、触れずに弾いて響かせるケースもあるでしょう。ただなめらかに弾くだけでも難しいのにミュートの存在を意識し始めると難易度が一気に上がってしまいますね。そしてさらにメロディーのアポヤンドなんかも意識しはじめちゃったらもうまともに弾けません・・・。う〜ん、ギターって本当に深い。だからこそ面白い。

まぁ、上を見てもキリが無いのでひとまず自分の実力で満足できるところまでがんばろう。それにしても「約束」は良い曲だ。とにかく、まだの人には是非オススメする癒し曲です。

PS.

面白そうだったので Twitter はじめてみました。

まだ使いこなせてませんが、なんか面白いことできないかな。