アコギのある風景

押尾コータロー好きなおじさんのギター日記

あれから5年

なんだか蒸しこの暑い季節になると、ふと思い出すことがあります。初めてギターというものに触れたあの日のこと。僕はあの時の決断があったからこそ、今のこのギターを通してバンドのメンバーやブログのみなさまとの関わりを持てた自分が存在しているのかなと思います。

始めた当初は押尾コータローさんの存在はもちろん知らず、ミスチルの曲の中で聴こえるカッティング音がなんとも気持ちが良いのでただそれを自分でもやってみたいという一心でした。アコギとかエレキとかも良くわかっておらず、とにかくギターの形をしたものに触れてみたかった。そして初めてギターを手に取り、Cコードを押えてジャラーンと鳴らした時の感動は忘れません。

PCを漁っていると、当時の懐かしい日記が出てきたので掲載させていただきます。初心を忘れず、これからもギターライフを楽しんでいこうと思います。

■2002/08/01

先日、ヤフーオークションで落札したエレキギター(落札価格4100円+送料2000円)が夕方に届きました。

実は、結構前々からミスチルの音楽を聴いてるうちに「俺もギター弾きたいなぁ」っていう気持ちが漠然と大きくなってきていたんです。でも、なかなか勇気が出ず購入に踏み切れなかったんですが、ある日、学生時代も残すとこ僅かだし、このままやらずに終わってしまうのも後悔しそうだなぁ、と思ったんで今回ついに購入を決心しました。で、ギター未経験者な俺が、いきなり新品なんか買っても宝の持ち腐れになる事はわかっているので、とりあえず中古を安くオークションで手に入れようということで。

それが今日の夕方届いたわけですが、前の持ち主が5年間使用したわりには予想外に綺麗でして、きっと大切に使っていたんだろうな、ってのが伝わって来ます。

俺が初心者って事を知って彼はコード本をサービスで付けてくれたので、早速それを見ながら弾いてみる事にしました。いろいろ読んでみると、なにやらメジャーコードっていうCから始まるコードが基本らしいですね。とりあえずそこから覚えようと思いひたすらメジャーコードの押さえ方を練習し始めました。

というか、いきなりCの指の配置からかなり厳しい。それでも何度か指を攣りそうになりながらも、なんとか音らしい音が出るようになってきました。エレキなんでアンプに繋がないと本来の迫力のある音は鳴らないんですが、弦をはじく物理的なジャラーンっていう生音でも十分雰囲気は出ます。そうそう、これこれ、俺がやりたかったのは。鳴らしてるのは初歩の初歩の音ですが、そんな音でも自分で出せてるっていうのがめちゃめちゃ嬉しくて。
この「コードC」って、ドミソの和音が鳴ってるらしいです。コードってよく出来てるなぁ。そして早く次の新しい音を聴きたくて、コードを弾く事に夢中になってしまいました。

それにしても、こんな難しい指の移動をものすごいスピードで行いながら、華麗に演奏してるギターリストってすごい。自分でやってみて、初めて彼らの凄さが根本的なところから知れたような気がします。

気が付いたら練習し始めてから5時間ほど経っていました。弦を押さえすぎて指先がヒリヒリします。とりあえず、なんとかメジャーコードはひとまず押さえれるってところまで行けました。でも、コードを弾き分けれるようになるまでは、まだまだ程遠い感じですが。

あ〜、早くミスチルの曲を弾けるようになりたいな〜。少しずつがんばるぞ。