アコギのある風景

押尾コータロー好きなおじさんのギター日記

Panorama ツアー

※これから行く予定の人は若干ネタバレなので読まないほうがいいかも。


札幌第一日目に行ってきた。

一曲目の「Departure」が始まってからしばらくして背中のゾクゾクが止まらなくて、「ずっとこの時間が続けばいいなぁ」と本気で思った。席は前から11列目で去年よりはかなり近かった。目の前で押尾さんが大音響で弾いてくれているのを見ていると、なんだかとても非現実的でまるで夢の中にいるような感覚になる。日常の仕事の嫌なことなどふっとんでしまって、大げさに聞こえるかもしれないけど、今日まで生きてこれてこんな素晴らしい場所にいられてよかったと思った。そして意外にも「Blue Sky」へと間髪入れず続く。同じチューニングだったからかな。

Panoramaの曲がもちろんメインで初の生演奏で嬉しかったんだけど、既存曲もやっぱりよかった。スタンディングからの「翼」は最高にノリノリで、「サバンナ」では予想通り盛り上がった。「HARD RAIN」はところどころにいつもと違ったアレンジが入っていて押尾さんの進化を感じた。

押尾さんのトークも相変わらずマイペースでのんびりしていて心地いい。札幌なだけに、スープカレーの話題などで盛り上がった。ジョンレノンの誕生日ということで、ジョンレノンの曲も数曲弾いてくれた。

「オーロラ」の演奏には度肝を抜かれた。ほとんどのメロディーを左手のハンマリング・プリングのみで弾いていて、右手では戦メリのようにベース音をまとめてハンマリングして弾いていた。まさにマイケルヘッジス。素晴らしかった。

「Friend」を弾くときに使っていたギブソンのギターがちっちゃくて可愛かった。ああいうギターも一本くらい欲しいな。旅のお供に丁度良さそう。マーティンの次はギブソン熱が・・・、いやいや。

最後は「家路」だったかな。この曲を聴いているときは、こんな楽しい宴もついに最後の曲かぁ、と寂しい気持ちになった。どんなに楽しい時間もいつか終わりが来る、そんな当たり前のことを実に痛切に感じさせられる瞬間だった。また今度。