アコギのある風景

押尾コータロー好きなおじさんのギター日記

ブラインドギター

今日も帰宅後にポロポロというかガシガシと弾く。
shimio3さんのライブ映像に触発され、Splash や Tension を集中して練習。どうもこれらの曲は何度弾いてもミスが絶えない。特にサビの部分での小指の押さえがしっくりとこない。どうしたものか。う〜ん。

そうやって試行錯誤している時、こないだ何かのギターの教本に書いてあった「手元を見なくても弾けるようになれ」というようなフレーズを思い出した。そんな無茶な、とも思いながらダメ元で目を瞑り、いつものように練習を開始してみた。目を瞑っているので視界は真っ暗な為か、指先の感覚だけが演奏の頼りになる。時々フレットを間違えてしまったりと多少ミスはあるが今まで弾きなれてきた曲であるのでそれなりにあてずっぽうでも演奏は続けられそう。そして気が付いたこと。あまりフレットの動かない細かいフレーズでは、目を開けて弾いている時よりもミスが少ない。どうしてだろう。暗闇の中でギターを弾く不思議な感覚。

僕なりの憶測ではたぶん、目で見えているときの「見てから押える」というステップをすっ飛ばして指の感覚のみで押えているからなんだと思う。左手の動きを目で追いながら弾いていると、どうしても次に押える箇所を目で確認しながら確実に弾こうとしてしまう。それを続けていると、見ながらでないと弾けない、つまりいつまでも運指を感覚として覚えられていない。指一つ一つの感覚という目が育たない。丁度、楽譜を見ながら弾いているといつまでも楽譜なしでは弾けないように。ナビにばかり頼っているといつまでも道を覚えられないように。

現状から一つ壁を越えるためには、ギターを全く見ないで弾く訓練も必要なのではないかと思い始めた今日この頃。