アコギのある風景

押尾コータロー好きなおじさんのギター日記

素敵なアコギスト達(渋谷オフ)

渋谷駅前は無数の人々が行き交い、雨の中傘も差さずに演説する謎のおじさんもいる。この混沌、大都会だ。

待ち合わせ場所へ5分前に到着し、ボブさんと合流。初めましてのご挨拶をしているところへ JOEさん登場。youtube の人だ。会うなり笑顔でがっしりとした握手を交わしたあと初対面とは思えないノリの良さで早速噂のアコデへ。

最近神が降りて来たという JOEさんのパフォーマンスはすごい。右手が確実に押尾ってます。生爪なのに音がでかいし動きがなめらか。そしてボブさんも普通に「翼」弾いている。なんだこの人達は、すごい所へ来てしまった。ぐるっと周りを見渡すとウン十万円の高級ギターが所狭しと壁に並んでいる。そやって油断してるといつの間にか二人で「翼」ってる。JOEさんは随所にオカズを入れたアレンジがまた素敵。センスありますねぇ。たまたま通りかかった女の子とも会話しているし・・・(^^

場に圧倒され緊張しっぱなしだった僕もテイラー(後で値札見てびっくり)や JOEさんが購入したという同タイプのスタッフォードを弾かせてもらい徐々にリラックスムードへ。念願のJOEさんとデパコの共演。JOE講師による押尾奏法ストロークコースを受講。そんな感じでワイワイやっていると天才児ジョージさん登場。爽やかな青年だ。さりげなく弾くギターはやっぱり上手すぎです。オリジナルもかっこよかった。


ドトールで一息入れて jiRo さん登場。遠いところからわざわざすみません。再びアコデにてタコマによる jiRoさんのタッピング演奏。すごすぎます。やっと生で見れた。ボブさんのGGD講座。ロックユーのGGDはかっこいいっすね。オリジナルですか? このこだわりがすごい。そして Tension の師匠 jiRoさんと共演。テンパッちゃって走りまくってしまいましたが一緒に弾けて感動です。よくよく見ると jiRoさんとは運指が結構違っていて面白かった。同じ曲弾いているとは思えないほど。ボブさんのパープルには僕の拙いパープルを合わさせていただきました。パームダコは伊達じゃないっす。きっと木魚にパームしてるはずです、間違いないです。

少年のようにギター弾きまくっていたらあっという間に閉店時刻を過ぎていたようで、惜しみながらもアコデを後にしました。店長さんスタッフさん、高いギターを試奏させていただいてありがとうございました。ギターショップでこんなに良い時間を過ごせたのは初めてです。


その後はメキシカンで呑み食べ語り。これだけ押尾さんの右手の角度の話題で盛り上がれるメンバーは僕の周りにはいないなぁ。アコギという一つの趣味の繋がりがあるだけで職業も年齢層もバラバラなメンツなのに、そして僕にとっては実際にみなさん初めて会ったにも関わらず、なんだか結構昔からの友人のように自然に話せた気がするが不思議。アコギソロという決してメジャーではない分野の共通項がまず根底にあることの仲間意識みたいなものもあるんだろうけれど、きっとそれだけじゃなくて、みんなそれぞれの人柄がとっても素敵でそれぞれの人生も様々で関心したり学んだりすることもたくさんあって、なんていうか、きっとその人自身に対して興味が持てて尊重し合って話ができたからなのかもしれない。みんないい人だ。

4年程前に孤独に押尾コピーを始めた頃は、まさかこんな日が来るって事は想像もできなかっただろうな。いろんな偶然と必然と幸運と人の温かさが重なり合って、こんな素敵な出逢いを生んでくれたことに感謝しています。また会いましょう。