アコギのある風景

押尾コータロー好きなおじさんのギター日記

パームしまくり

ふんわりと押尾さんの「fight!」に着手してみました(中途半端な曲がたくさんあるのに・・・)。ずいぶん前にAメロで挫折していたあの曲です。youtube でいろんな人の演奏を見ていたらなんとなく「弾けそうかも・・」と。

この曲はパームのフォームからの通常押尾フォームへの切り替えを素早く行わなければならない箇所があるのでとても訓練になります。いかにパームを低音源に的確に当てつつ通常フォームへ移行するか。特にAメロのGからF#へ流れる辺りのベース音が忙しくて面白い。6弦パームした瞬間に親指で再び6弦を弾く感覚を身につけるまでしばらく楽しめました。この連携はムズイ。そして今までに無い感じ。10フレ⇒12フレの「チャーラッ」のフレーズが実に気持ちいい。

BメロのGフォームから始まる箇所は簡単そうで意外と複雑な音が鳴っていますね。アタック音と親指ゆっくり目アップピッキングと低音源浮き立たせストロークが混在したような。とりあえずダラダラストロークしてしまってもなんとかなりますが、後々突き詰めれそうなポイントです。

そしてCメロの高音弦プリングラッシュ。ここはいきなり弾けそうもなかったので、左右を独立してしばらく練習しました。最初は左手の 10⇒9⇒12⇒10⇒9⇒7フレのプリングをひたすら繰り返し覚えこませる。右手はリズムを意識してアタックミュートしつつ人差し指中指交互弾きを繰り返し。両者とも曖昧な状態で合わせるとえらいことになっちゃいます。こういう時は先を急いではいけませんね。地道にそれぞれの手に染み込ませなくては。そして3日くらいでなんとか合わせて音になってきました。ところでこの曲のサビは一体どこなんだろう。

と、主だったパートはだいぶ慣れてきたところで、HD-28V のチューニングをバリトンギターチューニングにして弾いてみました。結構全体的にベロベロな感じはありますが「fight!」らしい重い響きがたまりません。やっぱり「fight!」はこの低音だなぁ、と改めて実感させられます。調子に乗って他のレギュラーチューニング曲「風の詩」「桜咲く頃」「黄昏」「Breeze」等をそのままのチューニングで弾いてみましたが、いつものレギュラーとはまた違った重厚感が新鮮です。どれも落ち着いた雰囲気で和みます。たまにはこういうのも良いですね。チューニングを変えてみるといろいろ発見があって楽しい。

早く最後の叩きまくりを覚えて〆られるようになりたいな。そう思いつつも、曲コピーの工程の中でこの覚えかけの工程が結構楽しい時期だったりするのかもとも思う。新しいフレーズや音を自分の手で生み出せている過程が嬉しいね。